猫 狭いところから出てこない

猫が狭いところから出てこないのはなぜか?

飼い猫を見ると、狭いところに入っていたり、同居の飼い猫や飼い主さんにピタッとくっつく行為をしたりと、気がついたら狭いところに、そっといますよね。それはなぜなのかというと、野生時代の猫の暮らしに隠されているのです。

 

 

ワケ@穴倉:5方囲まれていれば、寝込みを襲われることを防げる

 

野生時代の猫は、穴倉を住処にしていました。
猫は群れない動物なので、穴倉は身を守るための居場所でした。
体が全て囲まれる穴倉は、前方以外は敵に襲われる心配が少なく、睡眠中も安心できたのでしょう。
大抵の猫は、穴倉の外の意変にすばやく気づけるように、穴倉から外が見える向きで寝ています。

 

 

ワケA体温調節:寒さに弱いので、ピタッとくっつくことにより、体温で温まり合う

 

猫の祖先は、リビアヤマネコです。リビアヤマネコは、半砂漠地帯で暮らしていたため、猫は暑さに強く、寒さに弱い傾向があるのです。
そのため猫は単独で行動する動物ですが、血のつながりがある猫同士では、寒さをしのぐため、体を寄せ合ってピタッとくっついて体温調整をしていたのです。
また、母猫や兄弟猫には心を許しているので、くっつくことで安心感も得られていたのでしょう。
飼い猫も、ほかの猫や飼い主さんにくっつくことがありますね。ただ、家の中は外ほど寒くないですよね。なのでこの場合は、安心したいという意味合いのほうが強いと考えられます。

 

ワケBネオテニー化:長年人と暮らすうちに、フレンドリーな性格に

 

ネオテニー化とは幼形成熟のことで、子猫らしさを残したまま成長するということです。人と暮らす飼い猫は、暮らしていくうちに、「可愛らしく、甘えん坊でいることの方がいいことがある」と学んだのです。その結果、ネオテニー化が進み、本来強いはずの警戒心が減少し、人にもなつくようになったといわれています。

 

つまり、猫にとって”くっつく”という行為は、安心することを指しています。そのため、狭いところや好きな場所で信頼する飼い主さんや同居猫とくっつくことが好きなのです。


猫と飼い主さんは性別によって相性がかわるの?

猫が飼い主さんにくっつく行為は性別によって相性があるのか?

 

動物学で猫同士の場合は、異性同士だと仲良くなりやすく、くっつく傾向があります
同性は猫にとってライバルという位置づけになるので、敵対してしまいやすいです。ただし、「猫と人」・「猫と他ペット」など異なった種類の場合は、性格や雰囲気のほうが考慮されるのです。

 

例えば、男性にくっつくことが多いのは、男性の匂いや骨格にワケがあるのかもしれません。猫は肉食ということもあり、脂の匂いが大好きです。男性はその脂の匂いが強かったり、骨格がしっかりとしているので、身を預けるのに安心するのでしょう。

 

また、猫の性格は、子猫期のときに迎える過ごし方で決まる と言われています。この時に猫は、人や他ペットと触れ合うことで、よりフレンドリーな性格になる のです。